■ なぜ氷を含むと乗り物酔いに効くの?
乗り物酔いは、三半規管の混乱と自律神経の乱れが主な原因です。氷を含むことがなぜ効果的なのか、理由は以下の通りです。
1. 口腔内の冷却で自律神経が落ち着く
氷の冷たさが口の中から体をリフレッシュさせ、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があります。これにより、吐き気やめまいなどの不快感が和らぎます。
2. 気を紛らわせる効果
氷を舐めたり含んだりすることで、乗り物酔いのことから気をそらし、気分が楽になることもあります。これは心理的な作用としても非常に有効です。
3. 胃の不快感を和らげる
冷たい氷が少量ずつ胃へ届くことで、胃のムカムカを抑える効果も期待できます。吐き気を感じる前に氷を試すのがおすすめです。
■ どうやって実践する?
- 氷を1〜2個、口の中でゆっくり溶かすように含みます。
- 冷たすぎる場合は、小さめのかちわり氷や氷を削ったものがおすすめ。
- 水分補給も兼ねて、氷水にして飲むのも効果的です。
※注意:冷え性の方やお腹が弱い方は無理をせず、体調に合わせて行いましょう。
■ 他の酔い止め対策と併用しても◎
氷を含むだけでなく、
- 酔い止め薬の服用
- 外の景色を見る
- 姿勢をまっすぐに保つ
といった他の対策と組み合わせることで、より効果的に乗り物酔いを予防できます。
ちょっとした工夫で、つらい乗り物酔いがかなり軽減されるかもしれません。
ぜひ次のお出かけの際に、「氷を含む」方法を試してみてください。