車内温度はどこまで上がる?
晴れた夏の日、外気温が30℃前後であっても、車の中はたった30分で50℃以上に達することがあります。1時間も経つと、60℃以上になることも珍しくありません。
車内温度の上昇は、以下のような条件でさらに加速します:
- 日差しが強い場所に駐車
- 窓をすべて閉め切った状態
- 黒色など熱を吸収しやすい車体
実際の温度の目安(外気温30℃時)
時間経過 | 車内温度 |
---|---|
10分 | 約39℃ |
30分 | 約49℃ |
60分 | 約60℃ |
絶対に車内に置いてはいけない物
高温になる車内では、以下の物を置きっぱなしにするのは非常に危険です:
1. 電子機器(スマートフォン、ノートPCなど)
バッテリーが膨張・発火する恐れがあります。特にリチウムイオン電池は高温に弱く、最悪の場合爆発することも。
2. 炭酸飲料の缶やスプレー缶
内部の圧力が上昇して破裂するリスクがあります。
3. 食品・飲み物
腐敗の危険性があり、特に乳製品や肉類は短時間でも変質します。
4. ライター・バッテリー
炎上・破裂の危険が高く、車両火災の原因にもなります。
5. 化粧品・日焼け止め
成分が変質したり容器が変形することがあります。
車内温度対策のポイント
- サンシェードを使う
- 窓を少し開けて換気
- 駐車場所はできるだけ日陰を選ぶ
- 高温になる前に必ず持ち出すことを習慣にする
暑さ対策をしっかりして、大切な物や命を守りましょう。